1977-02-19 第80回国会 衆議院 本会議 第6号
ただいま申し上げました豪雪被害のみならず、相次ぐ集中豪雨や十七号台風による被害、そして山村僻地の冷害、凶作など、償い得ない個人損害は把握できないほどの莫大な額に達しているのであります。しかも、この個人損害は長期に低迷する不況下でのものでありまするから、国民の苦しみは一片の統計数字ごときものであらわせるものではございません。
ただいま申し上げました豪雪被害のみならず、相次ぐ集中豪雨や十七号台風による被害、そして山村僻地の冷害、凶作など、償い得ない個人損害は把握できないほどの莫大な額に達しているのであります。しかも、この個人損害は長期に低迷する不況下でのものでありまするから、国民の苦しみは一片の統計数字ごときものであらわせるものではございません。
それと別個に一九二二年に戦争によって惹起された個人の損害の補償に関する法律、これは戦争による個人損害法というものが第一次大戦の結果制定されております。 この第一次大戦の結果制定されました理由といたしまして、第一次大戦における東プロシアへのロシア軍の侵入、それからドイツ領域に対する敵空軍の攻撃、敵国にあるドイツ市民の抑留、こういったことによって市民の損害が考慮された、こういうことになっております。
第一小法廷の判例は、無過失責任ということを国に対して課しておるわけでありまして、その点を考えますと、今回の災害の個人損害に対しまして国家賠償法を発動する決意はないか、この点を伺っておきたいのです。
○船後説明員 今回のコレラ防疫に関する種々補償問題でございますが、問題があることは私どもも関係方面からの連絡で承知いたしておりますけれども、現行法、特に食品衛生法の解釈上、個人損害に対する補償の規定はございませんので、これをどう扱うかにつきましては、ただいま厚生政務次官から御答弁がございましたように御検討中のことと承っております。
○山本(猛)委員 資材の面、豫算の面でも非常に窮屈になつておりますことは知り過ぎるほど知つておりますが、さいぜん河川課長から御説明になりました岩手の土木關係の被害だけでも十二億に達するというような被害、そうしてまた幾多の被害物資の被害を計上いたしますと、岩手一縣だけでも百億になんなんとする、おそらく個人損害を入れたら百億でも勘定し切れないほどの損害であると思うのであります。